2014年5月19日 『底力』
当院ではおひとりで生活できない患者様の日常を24時間、職員の手で支えている。
どんな非常時であろうと途切れることなく人手を確保することが運営の生命線と言える。
今年の冬は2週連続の大雪に苦労した。
青梅、よみうりともに電車、バスのダイヤは大きく乱れ、
周囲の道路は高くつもった雪により車での通勤もままならない非常事態となった。
そんな中、ある職員は早朝4時に家を出て3時間も雪を踏み分けながら
出勤してきてくれた。
また近くに住む非番の職員は勤務交代を自ら申し出てくれた。
どちらも一人や二人ではない。
3日間病院に泊まり込んで勤務を続けてくれた者もいた。
早朝、夜間に関わらず雪かきに駆けつけてくれた男性職員も多い。
その他、書き切れないほどの職員の協力でこれを乗り切り、
患者様の毎日を変わりなくお支えすることができた。
お客様向けのコラムに手前味噌なことを書くのは気が引ける。
しかし、今回ばかりは日頃お客様に見えにくい皆の頑張りの一端を知って頂きたく
紹介することにした。
当院は職員ひとりひとりの強い責任感に支えられており、
非常時にこそ底力が試されるとあらためて感じた。